ビヨンセ セクハラ訴訟中の歌姫の名前をヒット曲歌詞から除外
ビヨンセが、現在3人のバックダンサーから訴えられている歌手リゾの名前を、自身の楽曲の歌詞から取り除いた。米マサチューセッツ州フォックスボロでのコンサートで『ブレイク・マイ・ソウル(ザ・クイーンズ・リミックス)』を披露したビヨンセ、同曲の歌詞には「ロゼッタ・サープ、サンティゴールド、ベッシー・スミス、ニーナ・シモン、ベティ・デイヴィス、ソランジュ・ノウルズ、(エリカ)バドゥ、リゾ、ケリー・ロール(ローランド)」とアーティストらを羅列する箇所があるが、今回のステージではリゾを削除し、バドゥを連呼して歌っていた。
ツイッターにファンが投稿した動画の中で、ビヨンセが「ベティ・デイヴィス、ソランジュ・ノウルズ、バドゥ、バドゥ、バドゥ、バドゥ」と歌詞を変更しているのが確認できる。
今回のビヨンセの対応に、ファンの中では賛辞の声と共に、リゾをキャンセルするべきじゃないという反対意見も上がっているところだ。
一方ビヨンセの母親ティナ・ノウルズは、娘が訴訟沙汰を理由にリゾを歌詞から削除したという指摘を否定、「自分のシスターの名前も言っていなかった。もうこういうのは止めにして」と反論している。
1日、元バックダンサー3人から、不当に扱われたとして訴訟を起こされたリゾ、外見をけなされ、性的な侮辱行為を受けたとダンサーらは主張しており、コンサートのためアムステルダムを訪問した際は、レッドライト地区のセックスワーカーの性器に入れたバナナを食べるよう強要されたとしている。
この訴訟を受けて、ダンサー以外にも元スタッフらが同様の経験を告白、リゾから外見をけなされセクハラを受けたとして声を上げ始めている状況だ。