演技派女優 主演作スキャンダルに心痛 家族愛描いた感動作 養子縁組していなかったと告発
女優サンドラ・ブロックが、映画『しあわせの隠れ場所』のスキャンダルに「心を痛めている」という。白人家族がホームレスの黒人青年マイケル・オアーを養子に迎え入れ、アメリカンフットボール界で成功を収める手助けをする姿を描いた実話に基づいた同2009年作で、リー・アン・テューイ役を演じアカデミー主演女優賞を受賞していたサンドラ、今週元NFL選手のオアーが、リー・アンとその夫ショーンとは実際には養子縁組をしておらず、自身を騙して成年後見人制度の書類に署名させ、利益を得たと告発したことで動揺しているという。
ある関係者は、DailyMail.comにこう話している。「サンドラは、このような素晴らしいストーリー、見事な映画、自分の人生で最高の時期が、今では汚れてしまったことを残念に思っています」「もう人々はあの映画を観ないでしょうし、観たとしても元々の意図とは全く異なる反応を見せるでしょう」「彼らが皆真実だと思っていたあの映画は、非常な努力をもって製作されました。そして今それが疑問視されていることにサンドラは限りなく動揺していますし、彼女にとって人生で非常に特別だった時期に、全く異なる見方となる影が落とされたのです」
サンドラは先日、恋人ブライアン・ランドールが3年に渡る筋萎縮性側索硬化症(ALS)の闘病生活の末、57歳の若さで他界したばかりで、「サンドラはブライアンを亡くし、感情的に辛い時期を過ごしているものの、気丈に振舞ってきましたが、今回のマイケル・オアーに関する問題により、また違う意味で心を痛めています」「彼女はどのように前進したらよいか考えているところで、少し時間がかかりますが、今後良い日が訪れることを待ち望んでいます」と同関係者は続けている。
オアーは今週、『しあわせの隠れ場所』から得た利益に関する訴訟を開始、申請書類の中で、夫妻が同映画により大金を得たと指摘、さらに成年後見人制度は18歳以上の人に対する養子縁組制度のようなものだと説得され同意したものの、実際にはテューイ一家の一員にはなっていなかったことを今年2月に知ったと説明した。
夫妻は、全疑惑を否定している。