ベテラン女優 初監督作のプレミア上映に出演できず落胆 全米俳優組合ストのため欠席していた
女優アナ・ケンドリックが、ストライキにより初監督作のプレミア上映に出演できなかった落胆の意を明かした。新作『ウーマン・オブ・ジ・アワー』でメガホンを取ったアナだが、8日にトロント国際映画祭でプレミア試写会が開かれたものの、現在続いている全米俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキのため欠席していた。
それにより、アナは次のような声明を出している。「この映画祭は、アーティストによる祭典であることを幾度にもわたって証明してきており、私のキャリアにおけるこの14年間に渡って、参加させていただいていることはこの上ない名誉です」「『ウーマン・オブ・ジ・アワー』のワールドプレミアをここで出来ることを、どんなに光栄に感じているかは説明することもできません。夢が叶ったという以上のことです。その瞬間に立ち会えないことに、とても心を痛めています」
その一方で、「公平な賃金」を求めるストライキも「誇り」に感じているとして、「この映画への誇りと同様に、公平な賃金を求める組合と連帯を示すことにも誇りを抱いています」と続けた。
全米脚本家組合も同時にストライキを決行していることで、アメリカのエンターテイメント作品のほとんどは製作が中断となっている状態となっている。