ジョニデ 10年以上前から映画のキャラクターごとに香りをデザイン
俳優ジョニー・デップ(60)は、過去12年間に渡って密かに自分の映画のキャラクターごとに香りをデザインしてきたという。ディオールのフレグランス「ソヴァージュ」の顔を務めるジョニーは、長年香りの背後にある「意味」に夢中になっていることを明らかにした。
香りや匂いが撮影現場での役作りに役立つかというサウスチャイナ・モーニング・ポスト紙の質問に対し、ジョニーはこう答えている。「もちろん!僕には長年色んなキャラクターの香りを作ってくれている友人がいるんだ」「おそらく10年から12年くらい前から始まった。キャラクターが自身の香りを持っていて、それを僕が感覚的なデバイスとして活用できる」「たまに香水を手に取ると、母のコロンや香水の香りがすることがある」「明らかに記憶を呼び起こし、そのまま別の場所にいるような感覚になる」「五感を使って旅をするのではなく、香りだけでこの瞬間を追体験することができる。より正直で有機的な方法で旅をするようなものさ」
先週、ディオールのメンズフレグランス「ソヴァージュ」の最新広告動画「ザ・コール・オブ・ザ・ブレイジング・サン」に登場したジョニー、その中で鷲や空、乾いた木、冷たい風について語り、「大胆で力強い彼の本質、彼の真実はソヴァージュの魂を体現している」とつぶやいていた。
また、荒野でエレキギターを演奏する自身の姿を映したディオールの同広告の「孤独感」を気に入っているとジョニーは同紙に語っている。「孤独感はあるが、孤独ではない。この小さなムービーの中で感じるのは、禅のような孤独だ」「ある物事の背後にある理由を完全には理解していないが、例えば2021年のソヴァージュ広告の狼のように、起こっていることをただ受け入れれば、完璧に理解できる。あれはマジックだと思った」
2015年からソヴァージュの広告塔を務めているジョニーは5月、ディオールと2000万ドル(約29億4000万円)以上の3年間契約を更新したと報じられていた。バラエティ誌によると、この報酬はディオールオムの顔になったロバート・パティンソンのほぼ2倍とされている。