世界の歌姫 ローマ法王をからかいの対象に!? 公の場に特注デザインのパーカー着用で登場
マドンナ(65)がローマ法王をからかう素振りを見せている。過去に「私のTシャツを着た法王に会いたい」と発言していたマドンナ、今回は赤枠で法王がプリントされた、ユダヤ神秘思想のカバラから影響されたデザインの黒いフーディーを着用し公の場に登場していた。
このトップスはニューヨーク発のブランドでジュリア・フォックスもご贔屓のセックス(Seks)による特注デザインで、ローマ法王が燃えるような翼を羽ばたいている姿も描かれている。同ブランドのデザイナー、アベル・セペダ・ルジョカとウィル・コウォールは、ページ・シックスにこう話す。「カバラの赤い紐にインスパイアされた赤い糸を使いました。着る人のエネルギーを守るためです」「実際私たちはマドンナの大ファンなんです。彼女を本当に愛しているし、彼女のアート、彼女がしてきたことや今していることに深い感謝の念を抱いています。ですから、これ以上の名誉な瞬間はありません」「マドンナは時代を超えたアイコン中のアイコンの1人です」
一方のマドンナは昨年、ローマ法王に直接会いたいとツイッターで求めていたが、実現はしなかったようだ。「ハロー、法王フランシスコ。私はきちんとしたカトリックです。誓うわ!酷い言葉も絶対使わないって!」「私の最後の告解から数10年が経ちます。大事な問題についていつか話し合うことは可能かしら?」「私は3回も破門されていて、フェアじゃないと思うの。親愛を込めて、マドンナより」
マドンナは、2006年のローマでのコンサートで茨の冠を被り十字架に張り付けられるパフォーマンスをしたことでカトリック教会と長年に渡り緊張関係を繰り返している。当時ローマ法王だったベネディクト16世の代理、故エルシリオ・トニーノ枢機卿はイブニング・スタンダード紙にこう話していた。「これは信仰に対する不敬な挑戦で、十字架への冒涜です。彼女は破門されるべきです」
物議を醸したマドンナの1989年の『ライク・ア・プレイヤー』のMVは、十字架を燃やしイエス・キリストをエロティックに描いたという理由でバチカン市国により禁止され、当時ヨハネ・パウロ2世はマドンナのファンに対し「ブロンド・アンビション」ツアーのボイコットを呼びかけていた。
現在マドンナは、今年の夏に細菌感染症による入院で延期していた「セレブレーション・ツアー」のリハーサルに勤しんでいるところだ。