英俳優 幽霊が出ると確信しつつ邸宅を貸し出し 借主は苦情の電話も悲鳴を上げて突如騒ぎおさまる
英俳優パトリック・スチュワート(83)が、幽霊が出ると確信しながら自分の邸宅を貸し出し、実際に借家人は幽霊に悩まされたという。『スタートレック』で知られるパトリックは、ロサンゼルスに所有していた邸宅に暮らしていた間、声を聞いたり、料理を作っている匂いを嗅いだり、誰もいない階段を歩く足音を聞いたりしたため怯えていたと最新の回顧録『メイキング・イット・ソー』の中で語っている。
それがあまりに気味悪く、子供のいる若い夫婦にその邸宅を貸したというパトリックだが、数ヶ月後、その母親から、娘が「ホールにいる影の男の姿」を見たり、声や足音も聞こえたと電話がかかってきたそうで、「彼女は悲鳴を上げ、『あなたが誰であろうと、出て行って、私たちをそっとしておいて!』と言い、騒ぎは突然おさまった」と振り返っていた。
また、この邸宅を売った人たちに偶然会った時、「明らかに居心地が悪そうな様子」に気づいたというパトリック、「何か隠し事があるというはっきりとした印象」を受けたそうだ。
最終的にその邸宅を売却したパトリックは、3番目の妻となる歌手のサニー・オゼル (44) と再び恋に落ち、二人は2013年に結婚、俳優の長年の友人であるイアン・マッケラン (84) が式の進行役を務めた。
パトリックは同書の中で、最初の離婚後に睡眠薬にはまったことを明かしてもいた。1989年にシーラ・ファルコナーと別れた後、子供たち、特に娘のソフィーが母親と離婚したことで激怒したため、この暗黒のチャプターは自身の人生で最も辛かったという。そして同時期に、家の中に幽霊がいると感じ、ロサンゼルスの邸宅に住むことが「問題」になったそうだ。
当時『スタートレック』を撮影していたパトリックは、「きちんと仕事をするために必要な回復時間を得るため睡眠薬に依存していた」と綴っている。
シーラと1966年に結婚し、二人の子供をもうけたパトリックだが、『新スタートレック』でヴァッシュを演じたジェニファー・ヘトリックと不倫関係にあったことも一因となりその関係は終わりを迎えた。
同テレビシリーズの撮影の合間に最終的に「睡眠薬を止める」と決めたものの「睡眠がほとんど不可能になった」と同書に書いているパトリック、早朝に「全身がパニックに陥り、足から大量の汗が出て、今まで一度も起きたことがない状態」で目を覚ましたことを認めていた。