人気R&Bグループ創設メンバー死去 84歳 若手時代のジミヘンが在籍
人気R&Bグループ「アイズレー・ブラザーズ」の創設メンバーとして知られたルドルフ・アイズレーさんが死去した。84歳だった。
兄弟のロナルド、オーケリー・アイズレーらと共に同グループを結成したルドルフさんが、11日に帰らぬ人となったことを本人の弁護士ブライアン・キャプラン氏が米音楽メディアのピッチフォークに伝えている。「世界に知られるアイズレー・ブラザーズの創設メンバーのルドルフ・アイズレーが2023年10月11日の朝、眠りながら安らかに逝きました」「自宅で、愛する妻エラインが付き添う中亡くなりました。2人は68年間結婚していました。ルドルフはイエス・キリストを愛する非常に信心深い人間でした」
ルドルフさんの兄弟、ルパート・アイズレーは今回の訃報に関してローリング・ストーン誌にこう話している。「自分の感情を、兄弟に対して持っている愛をどう言葉で表現していいのかわからない。私たち家族は寂しくなることだろう。けど彼はもっと良い場所にいるはずだ」
同グループは1950年代後半に人気が爆発、最初のヒット曲『シャウト』は後にルルによってカバーされていた。また活動中は当時若手ギタリストだったジミ・ヘンドリックスが在籍、その後ジミは世界で最も影響力のあるエレキギタリストの1人となり27歳の若さでこの世を去る。
ちなみに同グループのヒット曲は他にも『サマー・ブリーズ』『ザット・レディ』『ハーヴェスト・フォー・ザ・ワールド』『フットステップス・イン・ザ・ダーク』がある。
1989年にルドルフさんは聖職者になるため同グループを脱退、当時既に兄弟のアーニーが加入しており、現在アーニーとロナルドのペアとなっている。