世界的ギタリスト 加齢と関節炎でギタープレイのペースが落ちた?「痛みはないが、歳のせい」
ザ・ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズ(79)は加齢と関節炎によりギターの弾き方を変えたという。キースは幸い関節炎で激痛を感じることはないものの、指板を動くスピードが落ちるのは関節障害と80歳近いという事実が原因だと明かしている。
ミック・ジャガーとロン・ウッドと共に、18年ぶりとなる最新アルバム『ハックニー・ダイアモンズ』のリリースを控えたキースは、BBCラジオ4の番組『トゥデイ』でこう語った。「おかしなことに、間違いなくそうなんだけど、痛みはないんだ。無症状みたいなもんだ。少しペースが落ちたとすれば、それは歳のせいだと思う」「面白いことに、『もうこれ以上できない 』と思ったときに、ギターが別の弾き方を教えてくれる。指が1本違うところに行くだけで、新しい扉が開く感じだ」
新作は、ミックが2022年の60周年記念ツアーの終わりにアルバム制作を提案し実現したそうで、「初めていいところを突かれたよ。俺はいつも、バンドがツアーを終えたらできるだけ早くレコーディングしたいと思っていたんだ。バンドが滑らかな状態だからね」とキースは続けた。
バンドにとって最後の新曲アルバムは2005年の『ア・ビガー・バン』で、2016年にはブルースのカバー曲で構成された『ブルー ロンサム』をリリースしている。
キースは、新曲作りに18年もかかったことについて、歌詞を書いているミックの「熱意の波が行ったり来たりする」からと説明、かつてのバンド仲間であり友人でもあった故チャーリー・ワッツ抜きでアルバムをリリースすることについて、「チャーリーの遺志を継いでいると思うと、少し楽になる」「でも、もし彼が今ここにいたら、バンドが続いていることをとても喜んでいると思う」と語った。