医師から転身した中年コメディアン 冠番組が来年スタート 予想以上の成功を実感

 コメディアンのケン・チョン(54)が自身のトーク番組を開始する。音楽バラエティ番組『ザ・マスクド・シンガー』の審査員であったケンは、ライオンズゲート・テレビジョン社のデブマー・マーキュリーと昼間の番組を考案中で、ケンが共同制作総指揮も務める同新番組は、来年に初放送される予定だ。プロデューサーたちは、ケンの魅力的な人柄から、長寿番組になるだろうと見込んでいる。

 同社は、共同声明でこう語った。「ケンは、トーク番組の司会者として成功するために必要なものを備えた、世界でも数少ない人物の一人であり、共に仕事ができることに喜びを感じております」「ケンが才能に溢れ、エンターテイナーであり、無邪気に陽気なだけでなく、誠実で、思いやりがあり、大胆不敵で、親しみやすく、ただ純粋にいい人だということを視聴者は感じ取ることができるでしょう」「また彼は、コメディと、ハリウッドのセレブの友人たちや視聴者を引きつける能力をミックスして、どんな時代も征服できる才能の持ち主です」

 シットコム『コミ・カレ!!』にも出演していた ケンは最近、30代後半でキャリア変更する前は内科医師として病院に勤務しており、ショービズ界への道のりを振り返り、予想していたよりもはるかに自身が成功していると明かしている。

 6月にケンはロサンゼルス誌にこう語った。「2006年から2007年にかけて、性格俳優になりたいと思って医師を辞めた」「演技が大好きで、コメディが大好きだ。これをフルタイムでやりたかった。生業にできるかどうか試してみたかったんだ」「『ああ、あの映画に出ているあの人ね 』って思われたかったから、最高だよ」「ただ地道な仕事をしたかっただけ。だから、今こうして話しているように、声を大にして言うけど、これは人生で予想もしていなかったことで、僕はまだ生きている。本当に感謝している」

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