人気俳優 自宅ジャグジーで溺死か?最後のインスタもジャグジーを楽しむ姿

マシュー・ペリー氏
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 米俳優マシュー・ペリー氏が死去した。54歳だった。人気ドラマ『フレンズ』のチャンドラー・ビング役で知られたマシューが28日、ロサンゼルスのパシフィックパリセーズ地区の自宅にあるジャグジーの中で遺体で発見された。溺死が疑われているが現在死因は調査中だという。

 マシューの遺族は30日、ピープルに「愛する息子であり兄弟の悲劇的な死に悲しみに打ちひしがれています」「マシューは、俳優や友人として世界にとても多くの喜びをもたらしました」と声明を発表、またマシューのファンに対しては「彼にとってあなた方皆は非常に大切な存在でした。溢れんばかりの愛をありがたく思っています」と感謝の気持ちを綴っている。

 ページ・シックスを通して発表されたロサンゼルス警察の声明によると、28日午後4時10分に男性が心拍停止したと通報を受け、救急車がマシューの自宅に駆け付けたといい、TMZが入手した当時の911番(緊急電話番号)の音声には「溺死」という言葉が使われている。NBCニュースは、ロサンゼルス検視局が現在死因を調査中で、結果が出るまでには数週間かかる可能性があると報じている。

 TMZによると、当日マシューは、ピックルボールを2時間プレーした後に帰宅、その直後に用事を頼まれたアシスタントが2時間後に帰ってきた時に反応のないマシューを発見し、通報したという。

 『フレンズ』で10シーズンにわたりチャンドラー役を演じ人気を博したマシューは、アルコールや薬物の依存症と闘いながら同ドラマの撮影を続けていたことを生前公表していた。回顧録『フレンズ、ラヴァーズ、アンド・ザ・ビッグ・テリブル・シング:ア・キャンディド・ダークリー・ファニー・ブック』の中で、2018年に重度のオピオイド依存症で胃腸穿孔となり、2週間昏睡状態に陥り生存の可能性は2パーセントと告げられたことを明かしていた。

 マシューの最後のインスタグラム投稿は、23日に夜ジャグジーに入っている時に撮影されたと思われる写真のもので「とても温かいお湯に包まれていると、すごく気分がよくなるよね?」とキャプションが付けられていた。

 マシューの訃報を受け、『フレンズ』の共演者やルーマー・ウィリス、ミラ・ソルヴィノなど多数の著名人やファンがお悔みの言葉を綴っている。

 同ドラマでチャンドラーの恋人ジャニス役を演じたマギー・ウィーラーは、マシューと一緒に写った写真をインスタグラムに投稿、「あなたが、あなたの短すぎる人生を通してとても多くの人にもたらした喜びは生き続ける。創造的な瞬間の数々を分かち合えたことは非常に恵まれていたと感じている」と故人を偲んだ一方、ルーマーは、父ブルース・ウィリスがマシューと共演した映画『隣のヒットマンズ 全弾発射』の撮影現場を妹たちと共に訪れた際を振り返り、「彼はとても親切で面白く、妹たちや私にとても優しくしてくれた。彼のフィジカルなコメディやあの映画は、今でも私を笑わせてくれる。人生で多くの挑戦を抱えながらも、彼のコメディは人々に多くの喜びを届けてくれた。彼が安らかに眠れますように」と綴っている。

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