遺体で発見された米俳優 強盗殺人課が捜査 アルコール、薬物依存症 抗うつ薬など自宅に大量の薬
米俳優マシュー・ペリーさんの死に関して、強盗殺人課が捜査に乗り出したと報じられている。先月28日、ロサンゼルスのパシフィックパリセーズ地区の自宅にあるジャグジーの中で遺体で発見されたマシューさん、当初警察は他殺の可能性はないとしていたものの、ロサンゼルス市警の強盗殺人課が捜査を引き継いだという。
先月31日、TMZは「現時点では他殺が疑われていなかったことから驚く人もいるかもしれないが、警察によると注目の集まる件では通常の手順であるという」と報じており、「強盗殺人課は、マシューの死に非道なことが関わっていないことを確認しようとしており、同課は必要とされる経験と人員があることから注目の集まる件では先頭に立つことが普通だ」と続けている。
土曜日午後4時に無反応の状態で発見されたマシューさんの死因に関しては、溺死が疑われているものの、現在地元当局が調査中で、結果が出るまでには数週間かかると言われている。
長年アルコールと薬物の依存症と闘っていたマシューさんだが、自宅で違法ドラッグは発見されなかったものの、「抗うつ薬、抗不安薬や慢性閉塞性肺疾患の薬」などが大量に出てきたという。
マシューさんは回顧録の中で、2018年に重度のオピオイド依存症で胃腸穿孔となり、2週間昏睡状態に陥り生存の可能性は2パーセントと告げられたことを明かしていた。
またTMZによると、最初に行われた薬物検査ではマシューさんの遺体からフェンタニルや覚せい剤は検出されなかったものの、現在ほかの違法薬物や危険なレベルの処方薬が血中で検出されるかどうかのさらなる検査が行われており、結果がでるまでには最長で6か月かかり、それを基に検視局が死因を断定するという。