超大物歌手、電話ボックスで10代女性に性暴行をはたらいたと訴えられる
ロックバンド「エアロスミス」のボーカリストのスティーヴン・タイラー(75)が、電話ボックスで当時10代だった女性に性暴行を働いたとして訴えられた。2日、ニューヨークで訴訟を起こした元キッズモデルのジーン・ベリーノさんは1975年、17歳の時に当時20代後半だったスティーヴンからセクハラ行為を受け「身体的、心理的、感情的」傷を負ったと主張している。
ローリングストーン誌によるとベリーノさんは裁判書類の中で、当時ニューヨーク、マンハッタンでファッションショーの仕事をした後、友人がワーウィック・ホテルでエアロスミスに会う約束を取り付け、同バンドのフロントマンであるスティーヴンに出会ったとしている。ベリーノさんと友人は、スティーヴンとその取り巻き数人と共に6番街を歩く中、ベリーノさんが歌詞についてスティーヴンに質問したところ、不機嫌さを募らせたスティーヴンに電話ボックスに無理やり押し込められたそうだ。
裁判書類には「彼女(ベリーノさん)が捕らえられている間、(スティーヴン)タイラーは彼女の喉に舌を這わせ、その手は彼女の身体、胸、臀部、性器にありました。動き、衣服を脱がし、電話ボックスの壁に彼女を固定したのです。タイラーは原告に乱暴、痴漢をし、セックスをする振りをしてきました」と記されている。さらに「他の人々は電話ボックスの外に立って笑っていました。通行人も目撃したものの、取り巻きは誰1人として、それを止めようとしませんでした。タイラーはペニスを勃起させ、それを彼女に向ってこすりつけていたのは明らかでした。彼は下着をつけておらず細身のズボンを穿いていました」と続いている。
ペリーノさんは膝を上げ、スティーヴンの髪を引っ張ることで、ショックと恐怖を抱えながら電話ボックスから脱出したという。
ベリーノさんにとって初めての性的体験だったそうで、混乱とショックの中にいたものの、移動に関して、そばにいた友人に頼っていたため、集団から離れなかったという。そして集団がホテルに戻った際、スティーヴンはバー近くで力任せにキスをし、腰を擦り付けてきそうだ。
同書類で、ベリーノさんはこの体験により、精神と身体への大きな痛み、重大で消えることのない感情的苦痛、それによる身体的症状、恥ずかしさ、屈辱、個人的及び心理的な傷により、現在も苦しみ、これからも苦しむだろうとしている。更にこの体験で入院し、約50年が経った現在も、薬を飲んでいるそうだ。
今年始めにはジュリア・ホルコムさんが、16歳だった1970年に25歳のスティーヴンから性的暴行を受けたとして訴えを起こしていた。ホルコムさんは、当時スティーヴンから自分たちは「交際」していると信じ込まされたとしていた。ホルコムさんの件について、スティーヴンは否定。ベリーノさんの件についてはまだコメントを発表していない状況だ。