映画、ドラマで活躍の著名作曲家 セクハラと性的暴行疑惑を否定 過去には別女性と疑惑否定も和解金
作曲家ダニー・エルフマン(70)が、2人の女性に対するセクハラと性的暴行を否定するコメントを出した。『ザ・シンプソンズ』のテーマ曲や『スパイダーマン』など、多くの映画やテレビ番組の音楽を手がけてきたダニーは先月、1997年から2002年にかけて虐待を受けたと主張する2人目の女性が名乗りを上げていた。
ダニーの弁護士カミーユ・バスケス氏はハリウッド・リポーターへの声明で、ダニーは「一切の性的虐待はしておらず、不適切な誘いや接触もなかった」と主張、さらに「原告と彼女の弁護士は、裁判所に提出されるか、裁判所の記録簿で公開される数日前に、彼女の不誠実な訴状をメディアに提供するという偽情報キャンペーンに乗り出すことを選択した」と続けている。
訴訟の中で原告の女性は、ニューヨーク・フィルム・アカデミーの学生で当時21歳だった時にパーティーで知り合ったダニーが自分を「弟子」として扱い、1997年の映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の音楽を担当していたときには、レコーディング・セッションにまで連れて行くなど、さまざまな映画イベントに連れて行ったとしている。
また、2人きりになったときダニーが「服を全て脱いで原告の前を全裸で歩き回り、性器を露出した」と主張。「被告は原告に対し、これが仕事で創造性を発揮し、成功するための唯一の方法であると表明した」というが、原告はダニーとの関係を続けるため、いつもその要求にに従うしかなかったとしている。
ダニーは2018年にも、目の前で性器を露出したとしてセクハラ疑惑で作曲家のノマ・アバディから訴えられていた。前妻、後妻の間に3人の子供がいるダニーは「悪質で完全に虚偽の疑惑」だとしてそれを否定し、その女性の誘いを断った自分への復讐だと主張していたものの83万ドル(約1億2500万円)を支払うことに同意し和解している。