キアヌ・リーブス 人気シリーズの陰惨な最期を模索 頭部切断案は即座に却下される
俳優キアヌ・リーブス(59)は、映画「ジョン・ウィック」シリーズの2作目ですでに主役が死ぬことについてのアイデアを出していたそうだ。シリーズ4作でタイトルロールの元殺し屋を演じたキアヌは、出演の引き際を何年も前から考えていたという。
同シリーズでプロデューサーを務めてきたベイジル・イヴァニクは、情報サイトのスクリーン・ラントにこう語った。「これらの映画はキアヌを打ちのめしてしまうのです。肉体的にね。ただの撮影じゃないから、人には理解できないでしょう」「彼は3、5カ月前からトレーニングをします。『リーサル・ウェポン』のダニー・グローヴァーみたいに、『俺はもう年を取りすぎているんだ』という風に。どの映画でも、彼は『今度こそ死ぬ。もうだめだ」という感じです」「いつも選択肢のある撮影をしているんです。彼が完全に生きているもの、少し曖昧なもの、そして死んでいるもの。分かりますよね?」
そんなキアヌはある時、ジョン・ウィックの死に方について特に陰惨な提案をしたことがあったが、イヴァニクはすぐさま却下したという。「『ジョン・ウィック2』だったと思うけど、『首を切られる、というのはどうだろう。頭を切り落とされるんだ』って彼は言ってきたのです。それで私は、『首を切られる可能性なんてないよ』と伝えました」
一方、今年の初め、同キャラクターが復帰する可能性はあるかと尋ねられたキアヌは、「どうだろう、絶対にないとは言わないと言っておくべきかな」「まあ、チャド・スタエルスキ監督なしではジョン・ウィックの映画をやることはない。どうなるかは様子を見てみないと。僕にとっては、ジョン・ウィックが安らぎを得ることはとても正しいことだと感じる」とエンターテイメント・ウィークリー誌に答えていた。