スコセッシ監督とデ・ニーロは「信頼と愛」で築かれた関係 数々の名作でタッグ

 マーティン・スコセッシ監督と俳優ロバート・デ・ニーロの関係は「信頼と愛」の上に成り立っている。新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で10回目のコラボレーションを果たした2人だが、スコセッシ監督によると、絆はそれぞれの生い立ちにまでさかのぼるという。

 HeyUGuys.comにスコセッシ監督はこう語った。「ロバート・デ・ニーロは、私がティーンの頃一緒で、私の出身や、知り合いなどを本当に知っている唯一の人です。彼の友人や昔の知り合いも知っている」「だから私たちは70年代には本当によく様々なことを試しました。すべては信頼と愛なんです。そういうものなのです」

 『タクシードライバー』や『グッドフェローズ』といった名画でロバートと仕事をしてきたスコセッシ監督、ロバートが彼の映画を「乗っ取った」ことは一度もないという。「重要なことです。俳優が大きな力を持っている場合、そして当時、ロバートは大きな力を持っていました。当時はそういった場合は俳優が映画を乗っ取ってしまうことがよくあったのですが。そんなふうに感じたことはなかったですね」

 そして、ロバートから『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』にも出演しているレオナルド・ディカプリオと仕事をするよう勧められたことも明かし、「何年かした後に、ロバートは『ボーイズ・ライフ』でレオ・ディカプリオという少年と仕事をしたと話していて、『いつかこの子と仕事をするべきだ』と言っていました」「何気なく言ったことでした。当時、90年代前半でしたが、そうやって誰かを推薦するような言葉は気軽には言えなかったのです。めったに推薦することはなかったですから」と振り返った。

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