伝説のプロレスラー役俳優 本人からのお墨付きもらい感激 肉体改造して熱演
俳優ザック・エフロンが、新作映画『ジ・アイアン・クロー』で自身が演じた実在のプロレスラー、ケビン・フォン・エリック(66)本人からお墨付きをもらったことに感動したという。ザックは、アイアン・クロー(鉄の爪)の開祖として知られるプロレス一家の実話をもとにした同新作で、体格を改造し、髪をボウルカットにしてケビン役に挑んでいる。
ザックは、ダラスでのプレミア前夜にケビンと会ったことについて、バラエティにこう語っている。「彼が映画をどのように思ったのか、とても関心があったんだ」「中庭に出て、向かい合って、人生について1時間半話をしたよ」「そして彼は映画を楽しんだと言ってくれた。その時の気持ちを言葉で言い表すことはできないよ」「すごく多くのレベルで、それがダントツに一番大切なレビューだ。凄く意味あることで、全てが一巡した時だったよ」
一方ザックは、体格を改造したことについて、『エンターテイメント・トゥナイト』にこう語っていた。「役に変身していく過程が全てショッキングだったよ」「ハリスと僕はヘアメイクを終えて部屋を出た。その時フルでその衣服を着るのは初めてだったと思う。僕らは『一体ここで何をやってるんだ?何でこれをすることになったんだ?』って思ったよ」「だけど、最終的にはとてもいい感じに仕上がったと思う。ヘアメイク、メイクアップチームは素晴らしかったね」
ケビン本人からインスピレーションを受けたというザックはこう続けていた。「この映画は実話なんだけど、あのケビン・フォン・エリックという男が、この映画のために鍛える気にさせてくれたんだ」「彼が毎日リングにもたらす身体的な力強さは本当に独特で、プロレスを変えた」「それは自分にとって一番ハードで、上手くマスターするのはとても大変なことだと思った。だから、自分は全力を注いだんだ」
同新作映画は、父でコーチのフリッツ・フォン・エリック(ホルト・マッキャラニー)と息子のケビン、デビッド(ハリス・ディキンソン)、ケリー(ジェレミー・アレン・ホワイト)、マイク(スタンリー・シモンズ)を中心としたフォン・エリック一家を描いている。父親の前に、ケビン以外の兄弟全員が病死や自殺などで若くして他界したことから「フォン・エリックの呪い」と言われた時もあった。