ブラピ主演、製作の新作映画 数億円分の映像がスポンサー変更で使用不可に
俳優ブラッド・ピット(59)が、主演、プロデュースを担当する新作映画で、スポンサーの問題により数百万ドル分の貴重なシーンを次々と削除せざるを得なくなったという。
ある関係者はザ・サン紙にこう明かしている。「ブラッドとチームにとっては悪夢です」「多くのイベントが年間を通して撮影予定であったため、動きの速いシーンやワイドショットを再現する必要がなく、コスト削減に役立ったことでしょう」「しかしスポンサーが変わった今、その映像がもはや使えなくなったのです」「このプロジェクトを我が子のように思っているブラッドとルイス(ハミルトン)にとっては、心が痛むことです」「映画製作に協力しているアップル・スタジオは、決して感心できることではないと考えていますが、結局のところ、彼らにできることはあまりないのです」
ブラッドは、SAG-AFTRA(全米俳優組合)のストライキによってハリウッドが停滞する前、同作のためにF1シーズン前半を含む数週間を、世界中のグランプリイベントで撮影に費やしていたそうだ。同紙によると、ストが終わってから、映画のスポンサーシップが全て変更、すでに撮影されたシーンが使用不可能となり、現在作業が再開されたという。
またこの問題は、同作の共同製作者であるジェリー・ブラッカイマー(80)、出演、製作で参加しているイギリスのレースチャンピオン、ルイス・ハミルトン(38)にとっても「ひどい」打撃であるという。
『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキーが監督を務める同作は、今回の映像に関する騒動により、公開が予定されていた2024年より遅れる可能性があると見られている。
同作でブラッドは架空のレーサー・キャラクター、ソニー・ヘイズに扮し、悪夢のような大クラッシュに見舞われ、引退を決意した後、若い注目ドライバーの指導にあたる過程が描かれている。