ダイアナ妃のブラウスとドレス オークションで高額落札予想 公式婚約写真で着用

 ダイアナ妃が着用したブラウスとイブニングドレスが、オークションで高値がつく見込みだ。襟元にリボンがあしらわれたプリーツシャツは、ダイアナ妃が当時のチャールズ皇太子と結婚した際のウェディングドレスと同じデザイナー、デヴィッド&エリザベス・エマニュエル夫妻がデザインしたもので、1981年にスノードン伯爵が撮影した2人の公式婚約写真でも着用されており、落札予想価格は8万ドル(約1200万円)から10万ドル(約1500万円)となっている。

 また、ダイアナ妃が1985年にイタリアのフィレンツェで着用したジャック・アザグリーのドレスは、10万ドル(約1500万円)から20万ドル(約3000万円)で落札されると予想されている。

 これらのアイテムは、12月14日から17日までビバリーヒルズで開催されるジュリアンズ・オークションによる「TCMプレゼンツ:ハリウッド・レジェンズ」に出品される。

 一方で、一時は行方不明となっていた「黒羊」セーターが、ニューヨークのサザビーズで開催された「ファッション・アイコンズ」オークションで、落札予想額の10倍を超える88万5000ポンド(約1億6500万円)の値がついていた。サザビーズによれば、セーターに支払われた最高額であり、ダイアナ妃の所有物としては最大の売却額だという。

 1981年に当時チャールズ皇太子(現チャールズ国王)と婚約していたダイアナ妃が、ポロ競技の試合を観戦した際に初めて着用した同セーターは、後にバッキンガム宮殿から修理のために送り返された際に新しいセーターが送られ、ダイアナ妃が着用したオリジナル品はその後行方不明となっていたが、屋根裏で埃をかぶっているところを発見されたそうだ。

 同デザインのセーターは1994年に製造中止となったが、2020年にローイング・ブレザーとのコラボレーションで復刻、ネットフリックスの人気ドラマ『ザ・クラウン』のシーズン4では、ダイアナ妃を演じたエマ・コリンがレプリカを着用していた。

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