世界的カリスマロックスター 若き日の性虐待を赤裸々告白「経験でレッスンだった」
レニー・クラヴィッツ(59)は、少年時代に受けた性虐待を「経験とレッスン」と捉えているという。2020年に出版された回顧録『レット・ラヴ・ルール』で、自身のベビーシッターの友人が部屋に入って来て、ベッドにいた自分の身体を触ってきたことについて明かしていたレニー、しかしこの経験はトラウマにはなっていないそうだ。
当時の性虐待についてレニーはエスクァイア誌にこう話す。「経験でレッスンだった」「全てがそうである必要はないけど。対処するに値しないと言っているわけじゃない。ある人はそれについて対処すべきだったとか言うかもしれない。でもそんな時代だった」「俺は生き、学んだ。トラウマにはならなかった」
そしてミュージシャンとして有名になったばかりの頃、友人らのためにオープンハウスにしていたレニーについて、11歳の時から一緒に住んでいた実の娘ゾーイ・クラヴィッツ(34)がこう振り返っていた。「本当に狂っていた」「モールか空港に住んでいるかのようだった。人が常に入ったり出たりしていて」
一方、レニーは「俺は酷い目に遭ったよ。完全にね。全部明け透けだった。人々に利用されたよ。俺は空っぽの器だったんだ」と続けた。
しかし元妻リサ・ボネットとの間にできたゾーイが15歳の頃、レニーの親切な態度を改めるきっかけとなる出来事が起きたという。当時ゾーイは友人と共に家に帰った際、キッチンに座りパイを食べている1人の女性と遭遇、最初はレニーの友人かと勘違いしたものの、帰宅したレニーからその女性を紹介するように尋ねられたそうだ。「彼女は結局その家の中に自分で入ってきた、具合の悪い人間だった。これはちょっと変えなきゃいけないって思った」
そんなレニーは自身のホスピタリティに関して葛藤があるようだ。「ノーと言うのは俺にとって本当に困難なことだ。子供の時からそうだった。ママはかつて俺をハーメルンの笛吹きって呼んでいた」「誰でも家に連れてくるからね。数時間前に遭った人間でも連れてくる。人が好きなんだ。常に人間を愛してきた」「あの時代アメリカで黒人でいるということは、皆と一緒に居続けるということだった。皆がお互いを助け合った。テーブルにはいつも追加の椅子があったし、食事もね」