スーザン・サランドン 反イスラエル発言で映画降板、事務所も契約解除

 『テルマ ルイーズ』や『デッドマン・ウォーキング』などで知られる女優のスーザン・サランドン(77)が、反ユダヤ主義的発言で批判を浴びている中、製作会社から解雇された。自身の精神病と妻の浮気で苦しむ統合失調症の男性を描いたスリラー作であるPTOフィルムズの短編映画『スリッピング・アウェイ』にキャスティングされていたが、反イスラエル発言で降板を余儀なくされたという。

 スーザンは、10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルへ奇襲攻撃を行って以来、反イスラエル的発言を繰り返し業界やファンを当惑させてきており、ユダヤ人が「ムスリムがアメリカでどう感じているのか分かり始めてきた」というコメントも問題視されていた。

 インディペンデント系映画製作会社PTOフィルムズの共同設立者デヴィッド・バロッソはページ・シックスに「会社として、PTOフィルムズは、スーザン・サランドンの見解が私達の団体の意見を反映していないことを明らかにしたいと思います」「私達は、彼女の短編映画出演を検討していましたが、最近の発言により、別の選択肢を選ぶ決断を下しました」と話す。

 そんなスーザンは、ハリウッドの大手タレント事務所UTAからも契約を解除されていた。2014年から所属していたスーザンの反イスラエル的発言で「社員数人」が「非常に傷ついている」とページ・シックスは伝えていた。

 スーザンは、ニューヨークで行われているイスラエル・ハマス紛争に反対する一連のデモに参加、反ユダヤ主義的と捉えられている「川から海まで」というスローガンを唱えていた。

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