ネタバレ王子 泣き方を名優から伝授で意気揚々「過去の経験を引き出す必要なくなった」

 俳優のトム・ホランドがベネディクト・カンバーバッチから泣き方の手ほどきを受けたという。撮影で感情表現が困難な時はいつも「心配」でいっぱいになっていたというトムは、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で共演したベネディクトの知恵を借りることができた際はほっとしたと明かしている。

 先日開催された全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のイベントで、自身が主演するアップルTV+のドラマ『クラウデッド・ルーム』のプロモーションを行ったトムはこう語った。「ベネディクト・カンバーバッチは、演技についてよくアドバイスを求めた人だ。泣くのがものすごく困難な時期があったんだ。私生活でもそうだった」「撮影現場でも影響が出てしまって、泣くシーンのことばかり気にしすぎて、心配でたまらなかった。あまりにも心配しすぎて涙が出そうになるくらい」

 そんなトムは、ベネディクトと共演した2017年のスリラー映画『エジソンズ・ゲーム』の撮影中に教わったという泣くことへの恐怖を克服する方法について、「彼が教えてくれたテクニックは、笑うのに似た感じで、横隔膜を使うんだ。彼の秘密をここでバラしてしまうことになるね」「笑いをシミュレーションして、呼吸をすごく早くすることで、おそらく感情を表面に出して、そこから波に乗るような感覚にするんだと思う」と説明、「過去の経験や個人的なことを引き合いに出す必要がなくなった」と今では泣くシーンが大好きになり、自信がついたおかげで、得意分野になったと語った。

 トムは上映前の舞台挨拶を上映後と勘違いして結末をばらしたり、共演者に今後の展開を話したりと、うっかり発言から「ネタバレ王子」の異名を持つ。

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