有名女優から頭を蹴られたとエキストラが提訴

 女優のミア・ゴス(30)が、頭を蹴られたというエキストラから訴えられた。ジェームズ・ハンターは、ミア主演の『X エックス』『Pearl パール』に続く「X」シリーズ第3弾となる『MaXXXine』の撮影現場で、ミアに踏まれそうになったと苦情を言ったことから、ミアに故意に蹴られたと主張している。

 E!ニュースが入手した今月8日にロサンゼルスで申請された書類によると、ジェームズはあるシーンで泥の中に横たわる死体役を演じるために雇われたが、ミアは「彼をまたいだ後、見下ろして、また走り続ける」よう指示を出されていたという。しかし、4回目のテイクで、ミアがジェームズの身体の上にほぼ立ったことから、ジェームズはそのことを第2助監督に報告、ミアは「立ち方に気を付ける」よう警告されたそうだ。

 しかし訴状によると、ミアは、その次のテイクで、ブーツを履いていた足でジェームズの頭を「故意に蹴った」そうで、「直ちに頭痛と首のこわばりを経験」したという。その後ジェームズは、ミアに蹴られたことを同助監督に報告、助監督がミアとタイ・ウェスト監督に報告したものの、医療処置は施されなかったという。

 またジェームズは、ミアがその後バスルームに勝手に入ってきて、笑い、あざけりながら、その件に関し何か「できるものなら、やってみなさいよ」と言ってきたと主張している。

 翌日、キャスティング会社からメールと電話で、2023年4月に行われていた撮影の最終2日間の出演中止や、撮影現場への立ち入り禁止を告げられたが、その理由に関しては説明がなかったそうだ。

 治療を受けた病院では、ミアが「頭を蹴ったことによる脳震とう」と診断されたジェームズ。現在も「記憶喪失や混乱、見当識障害といった頭部外傷の症状」があるほか、頭痛や悪夢、重度の感情的苦痛など経験しているそうで、暴行や不法解雇でミアやウェスト監督、製作会社A24を相手取りそれぞれに25万ドル(約3600万円)以上の損害賠償を求めた訴訟を起こしている。

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