マリリン・モンローの邸宅、取り壊しを逃れる
女優マリリン・モンローが亡くなった際に住んでいた邸宅が、当分の間取り壊しから免れることになった。
18日(木)、ロサンゼルスの文化遺産委員会は、1962年8月にマリリンが遺体で発見されたこの家を歴史的文化財に指定することを満場一致で決定、 ピープル誌によると、マリリンが他界するわずか半年前に購入した、ロサンゼルスのヘレナドライブ5番地にある1929年に建設されたスパニッシュスタイルの農園風邸宅は、自分のために購入した唯一の邸宅だったという。
しかし一方で、この邸宅はロサンゼルスの歴史的文化財に指定されたものの、この決定は「物件が取り壊されないことを保証する」ものではなく、保存の方法を検討する中、取り壊しを180日間延期することを可能にしたものであり、市の委員会による審査、そしてLA市議会による審査が、この建物の保存に向けた次のステップとなる。
また史跡に指定されたことにより、一般の人々が見やすい中心部に移設する可能性がなくなるわけではないが、それには時間と費用がかかるほか、技術的に移設が可能であるかどうかもわからないという。
この家を保存しようとする試みに重要な役割を果たした「モンロー・プリザベーション・グループ」のメンバーであり、『オール・シングス・マリリン・ポッドキャスト』の司会を務めるスコット・フォートナー氏は、マリリンが引っ越してくる前には、その邸宅に有名な建築家ハービン・ハンター氏が住んでいただけでなく、この家を設計した可能性が非常に高いと指摘、その歴史的意義について同誌にこう語っている。「私たちの努力と調査は、今日の決定機関と共有されました。 ハンター氏が住んでいただけでなく建築したという証拠は、家の玄関にある有名なタイルにあります。ハンター家のモットーで『私はやり遂げる』と訳される『Cursum Perficio』の文字がそれを示しています」