ペレ氏の娘と自称する女性、遺体を掘り起こすよう要求

 「サッカーの神様」ことペレ氏の娘を自称する女性が、親子関係証明のため遺体のDNA検査を求めている。ブラジルメディアによると、マリア・ド・ソッコロ・アゼべドさん(60)は、ペレの8番目の子供であることから、父親の遺産の60%の一部を受け継ぐ資格があると主張しているという。

 2022年12月に82歳で死去したペレ氏だが、その遺言の中で、一度も会ったことのない8番目の子供がいる可能性を認めていたとされており、以前子供らはDNA鑑定に同意、実施されたものの、結果は陰性に、更なる検査が今後予定されているようだ。

 ペレ氏の遺産は約1200万ポンド(約22.5億円)に上るとされており、その30%が3番目の妻マルシア・アオキさんに、60%が子供たち、10%が2人の孫に分配されたという。

 マリアさんとの親子鑑定に同意していたというペレ氏だが、実施の前に死去したことで、今回マリアさんの弁護士がペレ氏の遺体の掘り起こしを要求、これに対しペレ氏の未亡人マルシアさんの弁護士は、理不尽であり得ないものであると主張している。

 一方マリアさんは、ペレ氏に自分を妊娠したことを話さなかったと母親から告げられたことをレコードTVに明かしていた。

 2019年に初めて親子鑑定を求めたマリアさんだが、当時ペレ氏の健康状態と新型コロナウイルスによるパンデミックで検査ができない結果となっていた。

 ペレ氏の7番目の子供エディーニョさんは、「私たちはすでに検査を終え、彼女が自分たちの妹ではないことは確定しました」とし、自分たちとマリアさんは何の関係もないとブラジルメディアに話している。

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