病気療養中の歌姫がグラミー賞で3か月ぶり公の場に登場
セリーヌ・ディオン(55)がグラミー賞に出席し、3か月ぶりに公の場で元気な姿を見せた。筋肉に影響を与える神経疾患、スティッフパーソン症候群と診断された後はスポットライトから遠ざかっていたセリーヌだが、4日(日)の同式典で最優秀アルバム賞のプレゼンターとして、ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナのステージに上がっていた。
息子のレネ・チャールズ・アンジェリル(23)と共にセリーヌがステージに上がると、客席からはスタンディングオベーションが起こり、セリーヌは温かい歓迎に感謝して「皆ありがとうございます!私も愛しています。とても素敵です。ここにいることができて幸せと心から言えます。グラミー賞のこの場に出席できる人たちは、音楽が私たちの生活、世界中の人々にもたらす素晴らしき愛と喜びを当然の事を思うべきでは決してありません。27年前に2人のレジェンド、ダイアナ・ロスとスティングが私にくれたグラミー賞を今度は自分が贈ることをとても嬉しく思います。最優秀アルバム賞にノミネートされた素晴らしいの作品です」とスピーチした。
そして、『ミッドナイト』で4度目の受賞を果たして歴史を塗り替えたテイラー・スウィフトにトロフィーを贈っていた。
そんなセリーヌは、自身の闘病生活を追った新ドキュメンタリー『アイ・アム:セリーヌ・ディオン』の声明の中で「この2、3年は私にとって挑戦のようなものでした。自分の病気が発覚してから、それと共存し、管理する方法を学ぶまでの道のりだったのです。芸能活動を再開するための道のりが続く中で、ファンの皆に会うことができなかったことが、どれほど寂しかったかを思い知らされました。この不在中、私の人生を記録し、あまり知られていない症状に対する認識を高め、この病気を共有する他の人々を助けたいと思うようになったのです」と語っていた。
オスカーにノミネートされたアイリーン・テイラー監督による同ドキュメンタリーは、世界240以上の国と地域のAmazonプライム・ビデオで視聴が可能、間もなく公開日が発表される予定だ。