チャールズ国王、がんの診断後初めて声明発表 カリブ諸島グレナダ独立50周年記念 現地で祝えず謝罪
チャールズ国王が、がんの診断を受けてから初めて個人の声明を発表した。
5日、前立腺肥大の手術を受けた後、がんを患っていることが明らかになったチャールズ国王が、カリブ諸島グレナダの独立50周年の記念日に向け、7日の夜、「お祝いの言葉と心からの善意」を同国に送りたいと声明を発表、術後の回復に向け療養中のため現地で直接祝うことができなかったことを謝罪していた。
チャールズ国王は昨年、94回の海外旅行を含む516回の公務をこなしていた。
一方ウィリアム皇太子も、父親ががんと診断されて以来初めて公の場でスピーチを行った。7日の夜、ロンドンのラッフルズ・ホテルで開催されたロンドン航空救急ヘリのためのチャリティイベントで、温かいメッセージを受けたことに対し謝辞を述べていた。
また、チャールズ国王と同じクリニックで受けた腹部の手術から回復中の妻キャサリン妃へのメッセージについても「この場を借りて、特にここ数日、キャサリンと父への温かい応援メッセージにもお礼を申し上げたいと思います。私たち全員にとって大きな意味があります」と話していた。
トム・クルーズも出席していた同イベントで、スピーチの最後にウィリアム皇太子は「ここ数週間は、どちらかというと『医療』に焦点を置くことになったと言えるでしょう」「だから、そのすべてから離れるために、航空救急のイベントに来ようと思ったんです」とジョークを飛ばしていた。