話しかけちゃダメ!? 世界的ロックバンドのバックステージ事情
ロックバンドのザ・ローリング・ストーンズはバックステージに用意しておくもののリクエストを「減らしている」ようだ。1993年に離脱した故ビル・ワイマンに代わり、長年同バンドのサポート・メンバーとして活動しているベーシストのダリル・ジョーンズ(62)が同バンドのバックステージの様子について明かしている。
ダリルはデイリー・スター紙に「時代と共に変わっている。昔は大きなスヌーカールームがあったもんだ。座って遊ぶようなビデオレースゲーム機も暫くあった。カーテンとかで部屋を作ったりしていたよ。今はそういうのはちょっと減らしているね。キース(リチャーズ)が大好きなシェパーズパイはまだあるよ。バックステージにはたくさんの食べ物がある」
と語った。
一方、2005年にサンフランシスコのオラクル・パークで行われた同バンドのコンサートに2度特別ゲストとして出演したヘヴィメタル・バンドのメタリカは、コンサート前にスタッフから注意点を聞かされたことがあったという。
メタリカのドラマー、ラーズ・ウルリッヒはポッドキャストで「俺らはバックステージに座っていて、これは決してストーンズを批判しているわけではなく、むしろ自分たちの問題だ。ある時、パーソナルアシスタントか何かがやってきて、『ミック・ジャガーがあと数分後にここを通ります。トラックでプライベートジムに行って、ライブ前にウォーミングアップをするんです。彼がここを通る時、決して目を合わせたり、話しかけたりしないでください』って言ったんだ」と振り返っている。
ザ・ローリング・ストーンズの大ファンだというラーズは、「『ストーンズと一緒に演奏して、キース・リチャーズのホテルの部屋で朝9時まで伝説に残るようなパーティーを過ごして、俺が最後に帰るんだ!』なんて夢見てたけど、全くそんな感じじゃなかったよ」と明かし、ステージに上がる前にミックや共演者と写真撮影を許されただけだったと吐露した。
ザ・ローリング・ストーンズは、4月から最新ツアー「ハックニー・ダイアモンズ」を北米でスタートさせる。