がん治療のチャールズ国王 国民の支援に感謝「最大の慰めであり、励まし」
がん治療を開始した英チャールズ国王(75)が、国民からの支援に感謝する声明を発表した。
前立腺肥大の治療手術を受けた後で、がんの一種と診断されたことを公表していた国王は、王室が発表した声明の中で、こう述べている。 「ここ数日、多くの応援メッセージや励ましのお言葉をいただき、心より感謝しています」「がんに罹患したすべての人が知っているように、このような親切な思いは最大の慰めであり励ましです」「私自身の診断を公表することで、一般の方々の理解を促進し、英国や世界中のがん患者やその家族を支援するすべての組織の活動に光を当てることができたと聞き、同様に心強く思っています。(がん患者をサポートする組織や家族たちの)たゆまぬケアと献身に対する私の生涯の称賛は、私自身の個人的な経験の結果として、より大きなものとなりました」
5日、英王室は国王が治療を始めたことを報告、公務は延期するよう医師団から勧告されているものの、国事業務や事務作業は通常通り行う予定であるとしていた。
また2022年にエリザベス女王の崩御を受けて即位した国王が、「治療に前向き」であり、今回の発表の理由について、「国王は憶測を避けるため、そしてがんを患う世界中の人たちに対する世間の理解の助けとなることを願って、診断結果を公表することにした」とする声明を発表していた。