ヘイデン・クリステンセン『スター・ウォーズ』は「忍耐」だった
俳優のヘイデン・クリステンセン(42)にとって「スター・ウォーズ」の旅は「険しいもの」だったという。「スター・ウォーズ」前日譚三部作でアナキン・スカイウォーカーからダース・ベイダーへと変貌する役を演じたヘイデンは、同映画での経験は必ずしもポジティブなものではなかったと明かしている。
同映画について、若い頃の自分にどんなアドバイスをするかと尋ねられ、ヘイデンはエンパイア誌にこう答えている。「驚くべき経験だった。僕の人生において、あの頃の自分に総じてアドバイスがあるとしたら、それは『忍耐』だろうね。このキャラクターと共に過ごした『スター・ウォーズ』の旅は、時に険しいものだった。だから『忍耐』なんだ」
一方、他の共演者も同誌のプリクエル・トリロジー25周年特集のインタビューを受けており、リーアム・ニーソンは自身が演じたクワイ=ガン・ジンが第1作目の『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で殺されてしまったことは同役を演じる上での魅力の1つとし、「ジョージ(ルーカス)の神話的な物語の一部になれたことは嬉しいし、光栄だけど、2つも3つも続編の可能性がある作品に契約する気にはなれなかった」と告白している。
また、ジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガーは、シスの戦士ダース・モールを演じたレイ・パークとの「運命の決闘」となるライトセーバーでの戦いを振り返り、「お互い超若かったし、レイ・パークはとても上手だったから、燃えたよ。フィルムで撮影したんだけど、あまりにスピードが速かったから、カメラはオーバークランク撮影でスローモーションにした。スピードアップしていると思われることを心配したんだ」と説明した。
そして、シリーズ最大の悪役である皇帝役のイアン・マクディアミッドは、自身の役柄について「完全なる悪で、アークとして不思議な満足感がある。他の映画界の悪役たちは、今やこれに対抗しなければならないだろうね」と語り、ナタリー・ポートマンはパドメ・アミダラ女王役の衣装やヘアメイクのデザインを見た際、日本で観た歌舞伎を思い出し、所作のインスピレーションになったことを明かした。