ロバート・デ・ニーロ 出会ってすぐにレオナルド・ディカプリオの特別感を感知「あの子は特別な何かを持っている」

 世界的俳優ロバート・デ・ニーロ(80)は、レオナルド・ディカプリオ(49)が特別な存在であることに、出会ってすぐに気づいたという。過去30年間に3本の映画で共演した2人が初めて会ったのは、1993年のデ・ニーロ主演映画『ボーイズ・ライフ』のオーディションをディカプリオが受けていた時だったそうだ。

 ディカプリオは主役のトビアス役志望ではなかったものの、当時ディカプリオに感銘を受けたデ・ニーロは、プロデューサーのアート・リンソンに「『アート、あの子は本当に興味深いよ』と言った。強く押したわけじゃない。『あの子は特別な何かを持っている』と言っただけなのに、彼らは一転してレオを起用したんだ」とピープル誌に明かしている。

 その後2人は1996年の映画『マイ・ルーム』で共演、そして昨年、西部劇サスペンス映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』で再び共演している。

 同最新映画で、デ・ニーロ扮するウィリアム・ヘイルの甥アーネスト・バークハートを演じたディカプリオは、最近デットラインにこう語っていた。「たまたま僕が出演した『ボーイズ・ライフ』という映画で、デ・ニーロが虐待的な継父を演じていたんだ。本当に偶然で、一周回って、似たような関係だった」「30年後、成長した自分が同じ、あるいは似たようなキャラクターになりきっているような気がした。(デ・ニーロは)相変わらず虐待的なキャラクターを演じていたんだ」

 一方、『ボーイズ・ライフ』で共演後、デ・ニーロからマーティン・スコセッシ監督を紹介してもらい、同監督による6作品に出演したディカプリオは、「あれから30年経った今、僕の映画でのヒーローである2人と一緒に仕事をし、これらのキャラクターで物語全体を作り上げることができたことは、言うまでもなく、僕のキャリアと人生のハイライトのひとつだ」とデ・ニーロやスコセッシ監督との仕事におけるスリルや畏敬の念を語った。

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