有名ロックバンドボーカルに対するセクハラ裁判棄却 20代後半に起こした行為 裁判で重大な危害及ぼす危険性なし
有名ロックバンドボーカルのスティーヴン・タイラーが性暴行を働いたとする訴訟が棄却された。元キッズモデルのジャンヌ・ベリーノさんは1975年、17歳の時に当時20代後半だったスティーヴンからセクハラ行為を受け、「身体的、心理的、感情的」傷を負ったと主張していたが、21日の裁判で、重大な危害を及ぼす危険性がなかったとして訴えが棄却されることとなった。
特定の性的暴行に関する訴訟の時効が延長されるニューヨーク市の「ジェンダーに動議づけられた暴力からの保護令」により開かれた今回の裁判、判事は、原告がスティーヴンからキスされ、身体を触られ、「セックスをするふり」をされたことは苦痛だっただろうとするも、「身体的な負傷の重大な危険性」など、特定の条件がそろっていないと判断したとTMZが伝えている。
ニューヨーク市で同じ規定のもと提出された訴訟の前例となる可能性があるという今回の判決だが、ベリーノさんは、来月13日までに訴状の修正を行う権利がある。
ローリングストーン誌によるとベリーノさんは裁判書類の中で、当時ニューヨーク、マンハッタンでファッションショーの仕事をした後、友人がワーウィック・ホテルでエアロスミスに会う約束を取り付け、同バンドのフロントマンであるスティーヴンに出会ったとしている。ベリーノさんと友人は、スティーヴンとその取り巻き数人と共に6番街を歩く中、ベリーノさんが歌詞についてスティーヴンに質問したところ、不機嫌さを募らせたスティーヴンに電話ボックスに無理やり押し込められたそうだ。