人気バンドのギタリスト パーキンソン病告白「数年前に診断」震え、硬直、動きの遅延など
米ロックバンド、フォリナーのギタリスト、ミック・ジョーンズ(79)がパーキンソン病と数年間に渡って闘っていることを明かした。現在マンモス・ツアーを敢行中の同バンドだが、最後のオリジナルメンバーのミックは神経変性障害により震え、硬直、バランスの欠如、動きの遅延などが現れる同病で、2022年からステージに上がれない状態が続いている。
2012年には心臓手術も受けていてたミックは、近況についてソーシャルメディアにこう声明を発表している。「ファンの人たちはもう十分気づいているだろうけど、バンド(フォリナー)とステージでパフォーマンスをしなくなってしばらくが経つ。数年前にパーキンソン病と診断された。自分はうまくやっていることを皆には伝えたかった」「ステージでのパフォーマンスの際は最高の状態でいたいと思うが、残念なことに今はちょっと難しい状況だ。フォリナーには舞台裏で今も深く関与しているし、必要な存在でい続けている」「パーキンソンで日々は困難だが、大切なことは、屈することなく、自らの音楽界での素晴らしいキャリアを思い出すことだ」「長年フォリナーをサポートしコンサートに来てくれるファンの皆にありがとう。皆のサポートに僕が感謝していることを知ってほしかった。僕にとってそれは常に大きな意味を持ってきたけど、今の自分の人生においては尚更だから」
現在ベーシストのジェフ・ピルソンがミックの代役、ケリー・ハンセンがフロントマンを務める同バンド、世界で8000万枚以上のレコードを売り上げを誇り、ミック以外にオリジナルメンバーは、キング・クリムゾンのイアン・マクドナルド、ブラック・シープのルー・グラム、デニス・エリオット、アル・グリーン・ウッド、エド・ガリアルディがいた。
そんな同バンドはオリジナルメンバーと元バックボーカル兼ベーシストだったリック・ウィルスが最近ロックの殿堂の初ノミネートを達成していた。