イギリス人女優 子役時代にアイデンティティの危機 12歳で大作出演も「長い間自分を見失っていた」

 イギリス人女優のメイジー・ウィリアムズ(26)は、名声の絶頂期に「自分を見失った」と感じていたという。

 大人気TVシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のアーヤ・スターク役を射止めたときまだ12歳だったメイジー、スポットライトを浴び成長する過程で、このような大作の一員であったことにより、アイデンティティの危機を迎えていたことを明かした。

 メイジーはサンデー・タイムズ紙にこう語っている。「私は長い間自分を見失っていた。それを自覚していたけれど、その中で自分のアイデンティティが何なのか突き止めることができず、それは私に多くの不快感をもたらした」「今は、自分の肌にずっと馴染んでいる。もう終わったことだと思うから自分をそこに戻して、どれだけ大変だったかを話すことさえ難しいわ」

 またメイジーは、スターダムにのし上がった同シリーズのキャラクターから脱却しようとしていたものの、他の役を得るのに苦労し落ち込んでいたそうだ。「最悪の状態だった。 自分のアイデンティティがわからなかったの。その時の拒絶は、とても個人的なもので、とても辛いものだったと思う」「他の女優と自分を比べたり、人の見た目と自分を比べたり、最も破壊的な方法で自分を比較していたわ」

 その後、ロンドンから田舎に引っ越して生活を変えたことで、メイジーは有名人であることの問題に対処する学びを得たという。都会から離れることで「自分が全然有名じゃないと感じられるような生活を作り出した」と語るメイジー、これほど田舎の緑の中で幸せを感じたことはないとポルテのインタビューで明かしていた。「今までにない気分。自分自身について学んだことは、ひとりでいる時に得るものが多いということ。現場に出ているときは、それがずっと難しいの」「その世界で生きていると、プレッシャーに負けてしまうのよ」

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