映画『スパイナル・タップ』続編に、ポール・マッカートニーやエルトン・ジョンらがカメオ出演する。架空のイギリス出身ヘビーメタルバンド「スパイナル・タップ」を描いた同１９８４年作の続編は、前作に引き続き再びロブ・ライナーがメガホンをとり、現在ニューオリンズで撮影が進行中だ。前作でバンドの核となるメンバーを演じたクリストファー・ゲスト、マイケル・マッキーン、ハリー・シェアラーが、それぞれの役を再演するほか、クエストラヴ、ガース・ブルックス、トリーシャ・イヤウッドらのカメオ出演も明らかになっている。

　前作で全米ツアーの模様をカメラに収める映画製作者マーティ・ディ・ベルギー役で出演も果たしていたライナーは、再び同役を担うそうで「最近マーティ・ディ・ベルギーと話したんだけど、エド・ウッド映画芸術学校の客員教授助手の仕事から休みをとって、スパイナル・タップがロックンロールの殿堂入りできるよう再び彼らを収録することに乗り気だったよ」と語っている。

　今でもカルト的人気を誇る『スパイナル・タップ』は２００２年、米国議会図書館により、「文化的、歴史的、美学的に重要」だとして、アメリカ国立フィルム登録簿で保存する作品に選出されている。