『スター・ウォーズ』俳優 精神科病院に入院中と母親告白 過去には総合失調症 リハビリで回復傾向「社交的に」

 ジェイク・ロイド(35)が、現在精神科病院に入院中だという。1999年に『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』で幼いアナキン・スカイウォーカー役を演じたことで知られるジェイクは、2008年に統合失調症と診断されていたが、映画公開から25年が経過した今、母リサさんがジェイクの精神障害について語ったかたちだ。

 昨年3月にリサさんが運転する車でマクドナルドから自宅に戻る際、突然車を止めることを求めたというジェイクについて、リサさんはスクリップス・ニュースにこう話している。「彼は車を止めたいと言い出してきたのです。そして、3車線の真ん中の車線で車を止めました」「怒鳴られたり、叫ばれたりしましたよ」

 そして警察と話をしている間もジェイクは「意味が分からない」ことを言っていたそうで、刑務所に行くかわりに、入院を命じられ、その数か月後、精神科のリハビリ施設に入所したという。

 現在は、18か月の入院期間中10か月が経過したところだそうで、予想よりも「随分良くなって」きており、「彼は、人々とよいかたちで関われますし、以前より少し社交的になってきました。それは、本当にうれしいことです」「昔のジェイクが戻ってきた感じですよ。統合失調症になる前は非常に社交的でしたから」とリサさんは話す。

 2008年に統合失調症の診断を受け、症状の自覚がない病態失認も患っているジェイクのメンタルヘルスの問題は、幻聴や幻覚を経験するなど高校時代に始まったという。2015年には、警察に車で追跡された後に衝突事故を起こして逮捕され、10か月服役した後、治療のため入院していた。

 子役時代にハリウッドを去ったものの、「スター・ウォーズ」に対して悪い感情はなく、「『スター・ウォーズ』の新作全てが好き」だというジェイク、リサさんは『ファントム・メナス』への出演で受けた批判が息子のメンタルヘルスに影響を与えたとは考えていないそうで、父親側の家族に統合失調症の遺伝があることに言及、「どちらにせよ発症していたでしょう」と答えている。

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