パーキンソン病俳優 現場復帰に前向き 20年に俳優業引退宣言も昨年ドキュメンタリー映画に出演
マイケル・J・フォックス(62)が俳優復帰に前向きだ。
1988年に女優トレイシー・ポーランと結婚したマイケルは、そのわずか3年後にパーキンソン病と診断され、2020年には正式に俳優業引退宣言をし、現在この脳の病気を専門とする研究財団の代表を務めているが、昨年はApple+のドキュメンタリー映画『STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー』に出演していた。
マイケルは『エンターテイメント・トゥナイト』に自身の「リアリティ」を役柄に込めることができる限り、映画への復帰もあり得るとこう語っている。「ドキュメンタリー映画の撮影はとても楽しかったよ。でもそれを目標にしたことはない。たまたまそうなったんだ。自分の現実や挑戦ができるようなことがあれば、俳優をやりたいね」
またトレイシーとの間に息子サム(34)、双子の娘アクイナ(29)とスカイラー(29)、そして末娘のエスメ(22)をもうけているマイケルは、家族を持つという「最大の目標」を達成したにもかかわらず、10年以上前にテレビドラマ『マイケル・J・フォックス・ショウ』に出演して以来スクリーンで大役を演じていないという。マイケルはさらにこう続けている。「僕の最大の目標は、家庭を築くことだったと思う。僕たちには4人の素晴らしい子供たちがいて、それが大きなことだった。そしてもうひとつは、財団との関係だ。誰かが僕に役を提供してくれて、自分がそれをやって、楽しい時間を過ごせたら最高なんだ。つまり、ドキュメンタリーは大きなスリルだったんだよ」
そんなマイケルは以前、80歳まで生きられるとは思っていないことを認めていたが、最近になって、自分の症状への対処法として「ポジティブさ」を使うようにしていると説明している。『CBSモーニングス』に出演した際、マイケルは 「ポジティブさは本当に誠実で、気分がいいし、本物だ。しかし、それは懸命に戦い、懸命に勝ち取ったものだ。人生を乗り切った自分を褒めてあげよう。そのためには、人生の旅路で立ち止まって、『そんなに人生悪いもんでもないよ』と言う必要があるんだ」と語っていた。