人気映画監督 女性差別的と批判された『エンジェル ウォーズ』の新バージョン製作を熱望
ザック・スナイダー監督が、『エンジェル ウォーズ』の新バージョンを作りたいという。精神病院から逃げ出した患者が性奴隷となる異世界にたどり着く、若い女性ベイビードールをエミリー・ブラウニングが演じた2011年の同サイコファンタジーアクション映画、その最終カットに、スナイダー監督は満足していないそうで、同作がキャリアの中で唯一変えたい映画であることを吐露した。
スナイダー監督はエンパイア誌にこう語る。「僕が変えたいと思う唯一の映画は『エンジェル ウォーズ』なんだ。というのも、正しく完成させることができなかったからね」「ディレクターズカットでさえ、本当は正しいカットではないんだ。ただの拡大版なんだ。チャンスがあれば、あの映画を修正したい」
一方、修正を阻む法的な問題があるとし、「撮影済みの映像がある。ただ彼らは僕にそれをまとめさせるだけで良いんだよ」「時々お願いしているんだけどね。またお願いしなければならない」と続けた。
同作は概して不評を買い、また、その女性描写についても批判され、女性差別的との烙印も押されていた。これに対し、スナイダー監督はコミックブック・ディベイトで「あれほどひどく誤解されていたことに、いつもショックを受けているんだ。私はいつも、(あの映画は)性差別とオタク文化に対する説明だと言っていたからね」と語っていた。