映画撮影現場で数人が骨折などのケガ トラック操作不能で衝突か 撮影は事故後も続行
俳優エディ・マーフィ主演の新作映画の撮影現場でスタッフ数人が負傷した。20日、ジョージア州アトランタで行われていた映画『ザ・ピックアップ』のアクションシーンの撮影中、スタントが「予定通りに進まず」複数の怪我人が出たという。
アマゾンMGMスタジオのスポークスパーソンはデッドラインにこう話している。「4月20日、『ザ・ピックアップ』のセットで、リハーサル済の第2班のアクションシーン中に事故が起きました。不運にもシーンは計画通りに進まず、結果としてスタッフ数人が負傷しました」「現在も私たちは、起こったことに関する事実とその原因を探っている段階ですが、第一に現在回復中の方々のことを想っています」「クルーとキャスト全体のウェルビーイングが私たちの最優先事項であり、引き続き撮影における業界最高レベルの安全対策をとっていく意向です。撮影前と、最中にも全ての安全対策が再検討されました」
オンライン上の報道によると、トラックが「操作不能」となり、予想外に車に衝突したことから打撲や骨折で2人が入院した一方、第2班の撮影だったことから、ティム・ストーリー監督や主要キャストは現場にいなかったほか、事故後も撮影は停止されなかったという。
また撮影スタッフが加入する労働組合IATSEは、同事故の調査を開始したことを明らかにしている。
エディのほか、ピート・デヴィッドソン、キキ・パーマー、アンドリュー・ダイス・クレイ、エヴァ・ロンゴリアらがキャスト陣に名を連ねる同新作は、関係者によると『バッドボーイズ』風の強盗コメディ作で、エディはある女性に恋に落ちたことで強盗計画に巻き込まれてしまうキャラクターを演じるという。