イケメン歌手 性的暴行の訴えに否定 20年前にツアーバスで行為主張も「事実上不可能な行為」 友人&警備員も否定
イケメン歌手のニック・カーターがある女性から性的暴行で訴えられている件について、「事実上不可能」と否定している。バックストリート・ボーイズのメンバーとして知られるニックは2022年にシャノン・ルースから、20年以上前に性的暴行や意図的な精神的苦痛の被害に遭ったとして訴訟を起こされていたが、今回ネバダ州で審問の申請を提出し略式判決を求めるかたちとなった。
シャノンの弁護士、マーク・ロスコヴィッチ氏はこう話す。「ルース氏は、カーター氏の略式判決に関する動議に含まれている情報の多くに異議を唱えています。意義を唱える自身の言い分を述べることを楽しみにしています」
今回のニックの申請には、2003年に18歳の時にニックの家でレイプされたと訴えていたガールズグループ、ドリームの元メンバーのメリッサ・シューマンとその父ジェローム・シューマン、Xアカウント「ElaineMoo」の名前が記載、更にYouTuberのアレクサ・ニコラスは召喚を求められている。シャノンは17歳だった2001年にバックストリート・ボーイズのワシントン州タコマ・ドームでのコンサート後21歳のニックからツアーバスの中で性的暴行を受けたと主張していた。
今回ニックは、シャノンの訴えを否定する証拠を提出、その中で同グループの事務所と警備チームはコンサート後、サインを求める列に並んでいたとするシャロンの主張とは異なり、ニックは早急に会場を後にしたことを認めている。
同グループの友人の一人、スーザン・リグスさんは、カーターが会場の出口にいるのを個人的に目撃、ツアーバスに乗り、一目散に去っていったと告白、ファンの一人アシュリー・ラージさんはコンサートが始まる前のメンバーとの交流会に行ったものの、コンサートが終わった後にサインを求める列はなかったとしている。
更にシャノンが当時、ツアーバスに乗ってから性的暴行を受けたとされるトイレに行くまでの時間や、どう自分がオーラルセックスを頼まれたかについて正確に思い出すことができないと指摘、ヒトパピローマウイルス(HPV)をうつされ、ニックの警備員がツアーバスに乗せたとするシャノンの訴えは嘘と主張している。またシャノンが自閉症並びに脳性まひと診断されたという主張を裏付ける証拠がないとした。
また、シャノンがシューマン一家にそそのかされ、手懐けられているとし、ソーシャルメディアと証言録取書の両方でシャノン本人は、性的暴行を受けていなかったことを認めたとも主張している。
ニックが提出した申請書にはこう記されている。「カーターは今回の件で略式判決の権利があります。原告が信用に値する証拠を全く提出していない裁判を強制的に進めるべきではありません」
更にニックはシャノンの偽証証言を、裁判所が取り合わないよう求めている。「実際の、重要な証拠記録をもとに、カーターはルースをレイプしていませんし、彼女が標的を定めたその物語は陪審が彼女に有利な判決を下すような正当な理由を作り上げていないのです」