ブラッド・ピット 勝訴へ一歩前進か 元妻アンジェリーナ・ジョリーとのワイナリー巡る泥沼裁判
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの間で繰り広げられているワイナリーを巡る泥沼裁判で、ブラッド側の要求が1つ認められる見込みだ。16日(木)に行われたフランスのワイナリー「シャトー・ミラヴァル」を巡る審問で判事は、2014年の結婚以来アンジェリーナがスタッフらと交わしてきた秘密保持契約の書類を提出するよう求めていたブラッド側の要求を認める意向であることを明らかにしたとメールオンラインが報じている。
アンジェリーナ側の弁護団は、今回の仮決定に異議を唱え、アンジョリーナが2020年から2021年までに署名した契約書に限定することや事業に関するものは対象としないことを求めている。
アンジェリーナとの間に22歳から15歳までの6人の子供がいるブラッドは先日提出した裁判書類の中で、子供たちが父親と会う際に口を利かないようアンジェリーナが指示を出していたことを元警備責任者が証言したと明かしていた。アンジェリーナは警備員たちが自身や家族に関して沈黙を保つよう秘密保持契約書に署名させていたそうで、フォークランド紛争に従軍し、現在は自身の警備会社を運営するトニー・ウェッブ氏は、ある日電話をかけてきたアンジェリーナの秘書から、警備員2人が同契約書に署名したにも関わらず家庭裁判所で証言する構えであることから、実行したら「ジョリー氏が訴える」と警告されたという。自身の会社のスタッフ2人が証言したことで、アンジェリーナから解雇されたウェッブ氏は、現在はブラッドのもとで働いている。
このことに関して、ブラッドの弁護士は、「ボディガードを沈黙させ、閉ざされたドアの向こうで実際に起こったことを真実に基づいて証言することを阻止」するために秘密保持契約を「不適切な方法」で使用したとアンジェリーナを非難、「秘密保持契約をピットが不適切に使用したというジョリーの虚偽の告発と酷似している」と指摘している。
一方でアンジェリーナの弁護団は、最近の申し立てで、2016年にフランスからカリフォルニアに向かっていたフライト中に、酒に酔ったブラッドが暴力を振るったとする、離婚に繋がった事件以前にもブラッドが「虐待」を繰り返してきたと指摘、また今回の主張に対しては、ブラッドが「彼の嘆かわしい行動」を隠そうとしているとした。
2021年10月、アンジェリーナは、自身が所有する「シャトー・ミラヴァル」の権利50%をストリ・グループ傘下のテヌーテ・デル・モンドに売却、翌年ブラッドが自身の承認なしで権利を売却したのは2人の間での合意に反するとしてアンジェリーナを提訴していた。