ヒップホップ界の大物 性的暴行被害で元モデルが提訴 今月19日に元恋人への暴行認め謝罪したばかり
性的暴行訴訟に直面している。先日、元恋人キャシーことカサンドラ・ベンチュラに暴行する姿を捉えた監視カメラ映像が公開されたことで謝罪声明を出していたヒップホップ界の大物ディディことショーン・コムズが、今回キャリアを助けると約束し性行為を強制したとして元モデルのクリスタル・マッキニーから訴えられたかたちだ。
21日(火)に明らかになった同訴訟によると、当時22歳だった2003年にニューヨークで開催されたメンズ・ファッション・ウィークでディディと出会ったというクリスタルは、その後ディディの音楽スタジオに招待され、酒やマリファナを摂取した後に性被害に遭ったという。
マリファナが「とても強力」であったことから、別の薬物が混入していた可能性もあると指摘するクリスタルは、ディディに一緒にバスルームに来るよう指示された後、そこで顔を股間に押し付けられ性行為を強制されたものの拒否、そして意識を失い、目覚めた時にはタクシーに乗っており、自身が性的暴行を受けたことに気が付いたそうだ。
その後、モデル業界から干されてしまったことで、キャリアを台無しにしたことで自らを責め、2004年には自殺未遂で入院したというクリスタルは、ディディに額面未公開の損害賠償を求めている。
一方でディディ本人は、キャシーに対する行為に関して、19日(日)にインスタグラムに投稿した動画の中で、当時「どん底」にあった自身による暴行は「許し難いもの」とした上で、「心から申し訳なく思っている」と謝罪していた。
ディディは、他にも昨年後半から今年初めにかけて、性的暴行や違法行為などで複数の民事訴訟を起こされているが、すべての訴えを否定、現在も裁判が続いてる状況だ。