37歳俳優が銃撃され死去 自身の車に向かう途中、窃盗男性3人に出くわし悲劇に

 米俳優ジョニー・ワクターが銃撃され、死去した。37歳だった。ABCの人気ドラマ『ジェネラル・ホスピタル』などに出演したジョニーが、25日早朝にロサンゼルスの中心部で銃弾に倒れたことを母親のスカーレットさんがTMZに明かした。

 ジョニーは、同僚と一緒に自身の車まで向かったところ、「触媒コンバーターを盗もうとしていた」と思われる男性3人に出くわし、行動を阻止しようとはしなかったものの銃撃されたという。その後救急搬送されたが、病院で死亡が確認された。

 またジョニーの兄弟のグラントさんは、ジョニーは同僚の女性をかばって自ら銃弾を受けたとして、ロサンゼルス市警が発表した同事件の概要と一致する内容を、メールオンラインにこう証言している。「私たちは生まれも育ちも南部ですから、女性1人で車まで歩かせるようなことはしません」「男たちを見つけた彼は、自分のトラックがレッカー移動されているのかと思ったのです。ですから『おい、けん引しているのか?』などと話しかけたんです。そして振り返った時に状況を把握し、同僚の前に出ました。その時に撃たれたんです」

 26日には、ジョニーのエージェント、デヴィッド・ショールさんが「非常に素晴らしい人」だったと故人を称え、ピープルにこう話している。「自らの技に情熱を注いだ才能ある俳優であったばかりでなく、彼を知る全ての人にとっては、真なる道徳的模範を示した人でした。努力や粘り強さ、不屈の精神を重んじていました。楽ではないこの職業で浮き沈みを経験しながらも常に前を向いて、最善を尽くしていました」「私たちがジョニーと過ごした時間は特権でした。彼は文字通り自分が着ているシャツでさえも、人にあげてしまうような人でした。10年以上を共に過ごした後、彼は私たちの心に消えることのない穴を残すことでしょう」

 『クリミナル・マインド FBI行動分析課』や『シベリア』などの作品でも知られるジョニーは2020年から『ジェネラル・ホスピタル』でブランド・コービンを演じて人気を博し、2022年まで同ドラマに出演した。

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