英国王室 国王&兄を激怒させたヘンリー王子の異例声明を公式サイトから削除 メーガン妃への中傷を非難
メーガン妃がヘンリー王子と交際を始めたときに経験したという「虐待と嫌がらせ」に対するヘンリー王子の怒りの声明が、王室のウェブサイトから静かに削除されていた。メーガン妃との交際が公になった後、2016年11月にヘンリー王子は報道担当の秘書を通じて同声明を発表、この行動は父であるチャールズ皇太子(現国王)と兄のウィリアム王子を「激怒」させたとその後の自身の回顧録の中で明かしている。
ニューズウィーク誌によると、インターネット・アーカイブ・サイト「ウェイバック・マシン」が、2023年12月3日にはアクセスできていた同声明が、1週間後の12月10日にはアクセスできなくなっていたという。
同声明の一部にはこう書かれていた。「ヘンリー王子の恋人であるメーガン・マークルさんは虐待や嫌がらせを受けています」「全国紙の一面を飾った中傷、人種差別的な記事、ソーシャルメディアの荒らしやウェブ記事のコメントによる明らかな性差別や人種差別などです」「誹謗中傷記事が新聞に載らないようにするための毎晩の法廷闘争、彼女の母親が玄関に行くためにカメラマンの前を通り過ぎるのに苦労したこと、記者やカメラマンが彼女の家に不法侵入しようとし、その後に警察に通報したこと、新聞社が彼女の元恋人に多額の賄賂を提供しようとしたこと、彼女の人生のほぼすべての友人、同僚、愛する人にメディアが殺到したことなどです」「ヘンリー王子はマークルさんの安全を心配しており、彼女を守れていないことに深く失望しています」「交際が始まって数カ月で、マークルさんがこのような嵐にさらされるのは正当ではありません」「これが 『彼女が支払わなければならない代償』であり、『これもゲームの一部』だとコメンテーターが言っている事を王子は認識しています。しかし王子はこれに強く反対しています。これはゲームではなく、彼女の人生であり、彼の人生なのです」
2018年にメーガン妃と結婚したヘンリー王子は、回顧録『スペア』の中で、ドラマ『SUITS/スーツ』で知られる女優だったメーガン妃との交際をめぐるメディアの注目について「沈黙が最善の選択だ」とアドバイスされたものの、「軌道修正」を推し進めたと回想している。