人気ガールズグループメンバー 元夫から名誉棄損で約8億円の損害賠償訴訟 レイプ、違法ポルノ、DVは「虚偽」
スパイス・ガールズのメンバーとして知られメル・Bが元夫から名誉棄損で訴訟を起こされた。2017年3月に破局した映画プロデューサーのスティーヴン・べラフォンテについて、10年間の結婚生活で虐待を受けたとしていたメル。今回スティーヴンが、自身に関するメルからの意図的で広範囲に及ぶキャンペーン活動で、精神的苦痛を味わい評判を台無しにされたとして、500万ドル(約7億8500万円)の損害賠償を求めている。
29日、フロリダ州に提出され、ページ・シックスが入手した裁判書類によると、スティーヴンが2017年からメルが家庭内暴力の疑いで、「長期に渡るハラスメント」を始めたと主張、自分が法廷に出ようとする前にメルがその訴えを却下したという。
同書類にはこう続いている。「損害はすでに出ていました。ブラウン(メル)氏による、レイプ、銃の不法所持、性的人身売買、違法ポルノの制作、家庭内暴力、子供を危険に晒したとの虚偽の告訴の結果、べラフォンテ氏は自分の家や子供へのアクセスを失ったのです」
そしてスティーヴンは、コカイン、アルコール、処方薬をメルが乱用したことで結婚生活が悪化していったとした他、「虐待者」、「モンスター」と言われながら現在12歳になる娘マディソンの単独親権を2019年から取得した経緯を指摘している。更に、メルが仕事でアメリカに行っているにも関わらず、過去4年間で「たった一度」しかマディソンに会いに来なかったとし、チャリティ団体ウィメンズ・エイドの大使として私腹を肥やしていると非難した。
同書類には他にも、メルとスパイス・ガールズのメンバー、ジェリ・ホーナーのメッセージのやり取りが記載されており、スティーヴンは、メルの慈善活動に従事しているアピールは、セールスやセレブリティとしての評判を上げ、仕事の機会を増やすのが本当の目的だとしている。
そのメッセージの中で、メルは「チャリティは経費をカバーできない」と綴ると、ジェリとされる受信者は「あなたのテキストを誰もハッキングしてないといいけど!私たちが何か良い事をして、チャリティコンサートを始めれば、かなりポジティブなものになると思う。私たちのブランド力は巨大だし、全ての仕事はその後ろ盾あってのこと。ヴィッキ(ヴィクトリア・ベッカム)も然り!」と返信、メルは「何で?私のテキストは大丈夫、心配しないで。とにかくチャリティじゃ経費をカバーできない。それは皆わかっていること」と続けている。
今回の訴訟でスティーヴンは500万ドルの損害賠償の他、懲罰的損害賠償、メルへのかん口令、そして陪審裁判を求めている。
また関係者らがページ・シックスに明かしたところによると同訴訟を和解に持ち込むつもりはなく、支払われた賠償金の一部は虐待を受けた女性のプログラムに寄付する予定だという。
現在メルの広報からのコメントはない状況だ。