『西部戦線異状なし』脚本家の夫が死去 享年54歳すい臓がん 「彼は私の魂で私の光でした」

 映画製作者レスリー・パターソンの夫サイモン・マーシャルが、すい臓がんとの闘病の末亡くなった。54歳だった。

 アカデミー賞で4部門、英国アカデミー賞で7部門に輝いた2022年の戦争映画『西部戦線異状なし』の脚本を共同執筆するなど、サイモンと仕事面でもパートナーだったレスリーが、ソーシャルメディアでサイモンの訃報を伝えた。「私の愛する人が昨日亡くなりました。彼は私の魂で私の光でした」「痛みは本物ですが、私は彼の精神を称え、この苦しみを美に変えます。皆さんを愛しています」とレスリーは綴っている。

 トライアスロンでスコットランドと英国の代表となったこともあるレスリーは2月、サイモンの闘病の道のりをドキュメンタリー作品に収めていることを明らかにしていたほか、3月には、サンデータイムズ紙で、夫妻の次の作品でホロコーストを題材にした『夜と霧』の映画化作品の製作資金が確保されたことを祝っていた時に、夫の診断を知ったことを振り返っていた。

 昨年ステージ4のすい臓がんと診断されたサイモンは、レスリーがクラウドファンディングを通して募った治療費を使い、実験的薬剤の治療を受けていた。

 2人は英ラフバラー大学で出会い、スコットランドで挙式した後、カリフォルニアへ移住し、サイモンが教鞭をとる中、レスリーは映画と舞台に関する修士号を獲得していた。

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