ザ・フーが分裂!?80歳のロジャー・ダルトリーと79歳のピート・タウンゼントが真っ向対立

 ロックバンド「ザ・フー」のリードボーカル、ロジャー・ダルトリーが自身のバンドのアバターライブはありえないと語っている。ギタリストのピート・タウンゼントがロンドンで開催されたABBAの「ヴォヤージ」のようなアバターコンサートに同バンドを出演させたいと主張している一方、ロジャーは興味がないという。

 ロジャーは音楽サイト「アルティメット・クラシック・ロック」にこう語った。「ABBAのカバーをやるのか?ありえない。ミニスカートなんて似合わないよ」「考えたこともない。見に行きたいとも思わない」

 一方、ピートは最近、二ューヨーク・タイムズ紙にこう語っていた。「ザ・フーができることはひとつしかないような気がする。それは、世界中のあらゆる地域で演奏して、這いずり回って死ぬような最後のツアーだ。ザ・フーと一緒に演奏していても、あまり興奮しない。正直に言えば、お金のためにツアーをしてきた。僕の考える平凡なライフスタイルは、かなり高尚なものなんだ」「ザ・フーは、若さを装って、80歳のダルトリーとタウンゼントがステージに立つもんじゃない。1964年の、18歳か19歳のときの4人なんだ。ザ・フーの神話を見たければ、アバターライブを待つのが良い。きっといいものになるよ!」

 また、ピートは自身のレガシーについて、「レガシーなんて考えていない」「俺はいつも労働者だった」「フーとは別に他の仕事もしている。農場も持っているんだ。ティーン・キャンサー・アメリカやイギリスのティーンエイジ・キャンサー・トラストのために多くの仕事をしている。フーに突き動かされたのと同じように、それにも突き動かされているんだ。だから、やるべきことがいつもある」「自分はとても幸運だった。その事実には感謝している」とUCRに語っていた。

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