故O・J・シンプソンの所持品が売却へ? 7800万円の負債抱え死去 弁護士がお宝アイテム売却で補填求める

 故O・J・シンプソンの所持品の売却許可を執行人が求めている。NFL選手から俳優に転身したシンプソンが4月に76歳で他界した際、50万ドル(約7800万円)の税金の先取特権を含む負債を抱えていたことを受け、弁護士マルコム・ラヴァーン氏は、社会的関心が高いと考えられる遺品の売却許可を裁判所に求めた。

 TMZが入手した書類によると、ラヴァーン氏はシンプソンの車や金のクラブ、運転免許証のほか、毎年カレッジフットボール界で最も有望なスターに授与されるハイズマン・トロフィーとみられるアイテムなど、売却すれば大金になるかもしれないとしている。

 同氏は債権者や、シンプソンが無罪判決を受けた2年後の1997年に、殺害に対して責任を負うと裁定された故ニコール・ブラウン氏とロン・ゴールドマン氏の遺族を含むその他の関係者のために、できるだけ多くのお金が得られるよう、競売に出品されることを強く望んでいるとしてTMZにこう語っている。「これは終結の始まりであり、私が執行人としてふさわしいと考える最善の方法です。他の債権者と効果的に交渉できれば、競売で得た資金はゴールドマンを含む債権者への支払いに充てられます」

 しかし、最善は尽くすものの、ゴールドマン家が要求していた全額を受け取る可能性は低いと認め、遺産からの自発的な支払いは「割に合わないもの」になるかもしれないとしている。

 先月、同氏は遺産に対する遺言検認請求について話し合うため遺族と話し合うところだと明かし、遺産相続手続きすべてはネバダ州の法律に従う必要があるため、1997年の判決時に命じられた3350万ドル(約52億7000万円)の支払いを特別に優先する必要はないと語っていた。

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