解散目前の人気バンド 脱退した旧メンバーを探すも行方不明 手がかりが「まったくない」

 世界的人気を誇るカナダ出身のパンクバンド、SUM 41(サム・フォーティーワン)は、1997年以来会っていない旧メンバーとの再会を望んでいるという。SUM 41は、先週末イギリスでの最後のパフォーマンスとなるダウンロード・フェスティバルに出演したが、27年前に同バンドを脱退した元フロントマンのジョン・マーシャルとはそれ以来「1度も」会っていないそうだ。

 当時ヴォーカルを引き継いだデリック・ウィブリーは、デイリー・スター紙にこう語っている。「『ジョニー・リバティーン』という曲はジョンのことを歌っているんだ。彼は俺が知る中で最もパンクロックな男だった」「俺たちがジョンを知ったのは16歳の時で、彼は錯乱しているような状態だった。俺らに計画性なんてなくて、全てをぶち壊していた」「彼は親友だった。脱退後、1度も見かけてない」

 来年1月にカナダのトロントで最後のライブを行い解散する予定の同バンドは、メンバーはかつての友人を探したいと思っているものの、ジョンの行方の手がかりがないそうで、「まったく何もない。『さよなら』の一言が欲しいんだ」とデリックは続ける。

 一方、最後のアルバム『Heaven :X: Hell』を誇りに感じているというデリック、バンド活動に終止符を打つことについて「別れを告げるのに、これ以上のアルバムはない。SUM 41を取り巻くすべてのものが俺たちを幸せにしてくれる瞬間に、SUM 41を止めたいんだ」と語り、解散後は「他のプロジェクトもやりたいし、そこには曲作りも含まれている」と話すものの、最後のライブの翌朝には何をするかとの質問に対し、「自分自身に『俺はこれから何をするんだ?』って問いかけているよ」と明かしていた。

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