瀕死の事故のマーベル俳優「頭蓋骨にひび」を認識 「眼球が飛び出し、もう片方の目が見えた」

 マーベル作品のホークアイ役などで知られる俳優のジェレミー・レナーは除雪車による事故当時、頭蓋骨にひびが入ったのを感じたという。2023年の元旦、ネバダ州リノで甥を助けようとして大型除雪車の下敷きとなった事故で重傷を負ったジェレミーが、メンズ・ヘルス誌とのインタビューの中、当時の様子について詳細に明かした。

 ジェレミーはこう語る。「頭にひびが入り、押し付けられるような感覚だったのを覚えてる。まさにあなたが想像通りの感覚だ」「不動の物体と粉砕する力なわけだから、まぁ何かはやられるよね」「でも幸運にも頭蓋骨は粉砕されなかった。ただ、ひたすら(除雪車の)うねりに襲われた」「頬骨が折れ、眼窩も折れた。そして、轢かれたときの衝撃で、目が飛び出たんだ」「右の眼球で左の眼球が見えたんだよ。息を切らしながら叫んだね」「息ができなかった。 肋骨が14本も折れていて、肺が破裂していると、腹筋を使うのは難しいもんだよ」「最初の5分間は、どうやって呼吸するかということだった。だんだんすごく疲れてきた。心拍数がどんどん下がっていった。フーフーって45分間、ただひたすらこの呼吸を続けてた」「でも疲労困憊の中にも、平穏みたいなものがあった」

 この後、集中治療室で12日間を過ごしたジェレミーは、この一件を「大惨事」と呼んでいる。「シャワーやトイレ、すべてが大惨事だった」「ベッドから起き上がるのに17分かかった。ときどき立ち上がって、なんとか椅子に体をもっていき、少し動けるのはうれしかった」「でもシャワーは半日くらいかかったよ。濡らしちゃいけないところがたくさんあったからね」

 何カ月もの理学療法を経て、現在もも回復中のジェレミーだが、最近「ナイブズ・アウト」シリーズ第3弾の主役に決定したと言われている。

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