転落事故で負傷した85歳の名優 全国ツアー公演での復帰を断念
俳優のイアン・マッケラン(85)が舞台転落事故からの回復に専念するため、舞台を降板した。6月17日、ロンドンのノエル・カワード・シアターで公演中の『プレイヤー・キングス』で酔っぱらいの放蕩者ジョン・ファルスタッフを演じていたイアンは、戦いのシーンで足を踏み外しステージから落下、病院に緊急搬送されていた。
落下直後には、イアンが早くに復帰する見込みとの報道があったものの、現在は医学的なアドバイスを受け、降板を余儀なくされているという。
イアンは1日の声明でこう語った。「舞台上での事故から2週間、怪我は日に日に良くなっています」「誠に遺憾ながら、この間は仕事をしないで、完全回復に専念するようとの医師の助言を従うことにしました」
事件後、イアンが出演予定であった残りのロンドン公演は、休養のためにキャンセルとなり、同作品は6月22日にロンドンでの千秋楽を迎えたが、7月3日のブリストル公演を皮切りに英国ツアーを開始する際には、イアンが再びキャストに加わる予定だった。